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兵庫県ラグビーフットボール協会の田中康憲会長=神戸市中央区吾妻通4
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兵庫県ラグビーフットボール協会の田中康憲会長=神戸市中央区吾妻通4
ラグビーを楽しむ子どもたち。W杯を機に競技人口は増えるか=神戸市中央区港島1、神戸学院大学
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ラグビーを楽しむ子どもたち。W杯を機に競技人口は増えるか=神戸市中央区港島1、神戸学院大学

 4年に1度の祭典、ラグビーワールドカップの日本大会がいよいよ開幕する。神戸市でも、イングランドやアイルランドなど強豪チームのカードが組まれ、多くの外国人の来訪が見込まれる。開幕を前に、さまざまな思いを胸に大会を見届ける関係者に話を聞いた。(安福直剛)

■兵庫県ラグビーフットボール協会長 田中康憲さん

 -ワールドカップ(W杯)が日本で開催される意義をどう見る。

 これまでW杯はルーツであるイングランドをはじめ、ラグビーの伝統国・地域で開催されてきた。そこから飛び出る(伝統国以外で開催される)のは初めてのこと。日本が存在感を示し、伝統ある国や地域がジャパン・ラグビーを認めたと言える。世界のラグビーが新たな一歩を踏み出した。今回の大会は、ラグビーが今後世界に広がる上での試金石となるだろう。

 -兵庫県はラグビー人口が多い。地元に与える影響も大きいと考える。

 社会人から小さな子どもまで約6千人が本協会に登録して活動している。W杯を機にラグビーがテレビや新聞などのメディアに出る機会が増えれば、競技人口の維持につながる可能性が大きくなる。近年は少子化もあってラグビーをする人が減り、高校ラグビー部の廃部も相次いだ。競技人口が急に増えることは期待できないが、せめて現状維持にもっていければと思う。

 -そのために必要なことは。

 何と言っても10年、20年先を見すえた裾野の広がりだ。実は、6千人のうち半分のおよそ3千人が中学生までの子どもたち。その子たちが、これまでラグビーに興味のなかった友人らに魅力を伝えてほしい。協会としては、W杯が終わってからが勝負だと思っている。各地域で活動しているスクールやチームに声を掛けていきたい。

 -具体的にはどのようなことか。

 ラグビーは単なるスポーツではなく、人間教育の側面も大きい。勝っても負けてもお互いをたたえ合う精神が根底にある。そのようなラグビーの素晴らしさを各スクールのコーチらが子どもたちに教えるよう、後押しをしていきたい。私は各地の大会に来賓で呼ばれたとき、「相手チームの中から1人でも多くの友だちをつくってよ」と子どもたちに声を掛けている。

 -興味のある人もない人も日本代表には注目すると思う。期待することは。

 伝統国と比べると力の差があるのは否めない。ただ、たとえ試合に負けても最後まで諦めない姿勢や、何ら恥じることなく「見どころがたくさんあったよ」と国民に言われるような戦いをしてほしい。たかがラグビー、されどラグビー。国民の皆さんに、多くの国に素晴らしい選手や熱狂的なファンがいることを目の当たりにしてほしい。

【たなか やすのり】夢野台高校時代にラグビーを本格的に始め、大阪体育大学ラグビー部では主将を務めた経験もある。卒業後は高校教諭となり、兵庫県内の高校ラグビー部で長年指導に当たった。2016年度から現職。W杯では海外から訪れる来賓に付き添う。67歳。

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