神戸

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神戸市国際スポーツ室ラグビーW杯プロモーション担当課長の浦野修平さん=神戸市中央区伊藤町、神戸伊藤町ビルディング
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神戸市国際スポーツ室ラグビーW杯プロモーション担当課長の浦野修平さん=神戸市中央区伊藤町、神戸伊藤町ビルディング
地下鉄にあしらわれたW杯のロゴや写真。市内各地で目にするようになった=神戸市中央区東川崎町1、市営地下鉄ハーバーランド駅
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地下鉄にあしらわれたW杯のロゴや写真。市内各地で目にするようになった=神戸市中央区東川崎町1、市営地下鉄ハーバーランド駅

 4年に1度の祭典、ラグビーワールドカップの日本大会がいよいよ開幕する。神戸市でも、イングランドやアイルランドなど強豪チームのカードが組まれ、多くの外国人の来訪が見込まれる。開幕を前に、さまざまな思いを胸に大会を見届ける関係者に話を聞いた。(安福直剛)

■神戸市国際スポーツ室ラグビーW杯担当課長 浦野修平さん

 -港町神戸はラグビーとも縁が深い。

 担当者として改めて歴史をひもといてみると、19世紀半ばには西洋の多彩な文化と共にラグビーが神戸の港から入ってきており、日本ラグビーのルーツ校である慶応大学の学生と神戸在住の外国人が市内で定期戦を行ってもいる。神戸とラグビーの絆は深く、そんな神戸でW杯が開催されると思うとわくわくする。4年前の興奮が地元で味わえるのだから。

 -多くの外国人がやって来ることが予想される。

 五輪やサッカーW杯と並んで世界の三大スポーツイベントとも言われるが、開催期間が最も長いのがラグビー。欧米の人たちは「神戸ビーフ」は知っていても「神戸」というまちのことはあまり知らないようだ。W杯を機に長く滞在してまちの素晴らしさを知ってもらい、今度は観光客として再び神戸に来てほしい。

 -外国人に長く滞在してもらうために考えていることは。

 海外のラグビーファンはビールを飲みながら観戦し、終了後も敵味方関係なく試合内容を語り合う。神戸で試合がある日を中心に、ビールや神戸の食、日本の伝統文化を体験してもらうイベントを夜に数多く企画した。ただ、最も大事なのは「おもてなしの心」。市民全体が海外の人と自然と触れ合うことができれば、まちとしてのレベルが上がり、海外から好評を得られるようになると思う。

 -ラグビー文化を神戸に根付かせる絶好の機会。地元市民に向けてのPRは。

 タレントを招くなど大きな催しはできなかったが、コツコツとイベントを積み重ねた。道路のバナーや電車のラッピングにも力を入れ「神戸のどこかで何かをやっている」「どこに行ってもラグビーが目に入る」と思ってもらえるよう心掛けた。その甲斐もあってか、地元開催を尋ねるアンケートで、市民の認知度は昨年の67・2%から今年は82・8%まで上がった。

 -W杯直前。どのような大会を期待するか。

 神戸では、日本と同じプールの国・地域や前回大会で対戦した南アフリカなど、関わりの深いチームが出場する。故平尾誠二さんの思いが詰まった御崎公園球技場は選手との距離が近く、迫力を感じられるはず。「一生に一度」の感動を味わい、ラグビーに興味をもつ人が増えれば。われわれは皆さんに思いきり楽しんでもらえるよう、気を引き締めて本番に備えたい。

【うらの しゅうへい】 御影高校でラグビーに出合い、3年間競技に打ち込んだ。卒業後に神戸市役所に入庁し、住宅都市局など多くの部署を経て、2018年度からW杯担当に。異動が決まったときは「運命を感じた」という。W杯ではファンゾーンを担当する。50歳。

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