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エレベーターボタン周辺にかたどられたロゴマーク「まるちきり」?=神戸市中央区小野柄通8 そごう神戸店
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エレベーターボタン周辺にかたどられたロゴマーク「まるちきり」?=神戸市中央区小野柄通8 そごう神戸店

 「『そごう』が『神戸阪急』になると、エレベーターボタンのロゴマークも変わってしまうの?」。9月中旬、こんな情報が寄せられた。30日に営業を終え、10月5日から「神戸阪急」に屋号を変えて営業を始めるそごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8)。本館1階に行ってみると確かにボタンの周辺がロゴマークになっている。「これも消滅してしまうの?」。同店に尋ねてみると…。(三島大一郎、村上晃宏)

 そごうは1830(天保元)年、十合伊兵衛が大阪市で古着屋「大和屋」を開業したのが始まり。77(明治10)年に十合呉服店へ改称し、99(同32)年に神戸に支店を開設した。1933(昭和8)年に三宮に進出し、現在のそごう神戸店を開いた。ロゴマークは、十合の生家、絹屋の商標を継承した「まるちきり」。縦糸を巻くための織機の付属部品「ちきり」を丸く囲んだものという。形状に変化はないが、色は赤から青になるなど変遷した。

 これまで何度もそごう神戸店に行っているのに、この「まるちきり」マークには気付かなかった。

 「従業員なら何らかの事情を知っているはず」と尋ねてみたが、一様に「知らなかった」「偶然では」などと驚いた様子だ。

 それなら、と松下秀司店長に取材をすると「意図してデザインしたのか正直よく分からない。経緯を知っている人は今はいないと思う」。結局、経緯や理由を知る人物にたどり着くことはできなかった。

 30日に惜しまれつつも閉店する「そごう神戸店」。閉店後の工事でエレベーター付近も改装されるため、ロゴマークがあるボタン付近のデザインも変わる予定という。だが、ファンに愛されたロゴマークも消えることになっても、地域とともに成長してきた「そごう」の歴史は残り続ける。

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