外国にルーツを持つ子どもらの成長を祈る「外国人七五三詣」が3日、神戸市中央区の生田神社で催された。アメリカや中国など10カ国の子ども28人が家族とともに参加し、日本の伝統文化に親しんだ。
同神社が例年、七五三のシーズンに合わせて実施しており、今年で39回目となる。子どもたちは金や白、赤など色とりどりの着物に身を包んで参加。神事の最中は慣れない雰囲気に顔をこわばらせていたが、最後に千歳飴や記念品のメダルを受け取ると笑顔があふれた。家族らは子どもの晴れ姿を収めようと、盛んに写真や動画を撮影していた。
兵庫県芦屋市の男児(5)は「神事のときは緊張したけれど、着物を着られて楽しかった」。フランス人の父(37)は「子どもたちには、日本とフランス両方の文化に親しんでほしい」と話した。(川村岳也)
