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施設内につなぐコードを、電気自動車に差し込む神戸市職員=北区大沢町中大沢
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施設内につなぐコードを、電気自動車に差し込む神戸市職員=北区大沢町中大沢

 災害時の停電に備え、電気自動車などから公共施設に電力を供給する独自の方式(神戸モデル)を考案した神戸市は8日夜、同市北区大沢町中大沢の大沢地域福祉センターで電力供給の実演を行った。神戸市によると、全国の自治体では初めての試みという。(川村岳也)

 自動車のバッテリーの電気を施設で利用する方法は、一般的に二つある。一つは施設内に外部給電装置を設け、自動車とつなぐ方法。施設全体に電気を送れるが、設置費用が高額になる。もう一つは自動車に簡易な外部給電装置を積み込み、自動車から電化製品に直接電力を供給する方法だ。ただこの方法だと、施設の天井照明やコンセントが使えない。

 そこで同市は、施設の分電盤に簡単な改修工事を施し、外部給電装置を載せた電気自動車などとつなげば、施設の一部に電力を供給できる方法を発案。「神戸モデル」と名付けた。比較的安価で施設の天井照明やコンセントなども使えるという。

 この日の実演は、神戸モデルに電気自動車などが活用できることを示し、住民にも知ってもらうのが目的。市職員や自動車メーカーの担当者、地域住民ら約30人が参加した。

 午後7時ごろ、市などの電気自動車、燃料電池車など4台を集め、市職員が、自動車から延ばしたコードを、分電盤近くの差し込み口までつなげた。分電盤のスイッチを自動車側に切り替えると、暗くなっていた施設に明かりがともった。

 同市環境局の中村淑樹課長は「神戸モデルが広がる手応えを感じた。電気自動車などが災害時にも役立つことを知ってもらい、普及につながれば」と話した。

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