神戸

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(上)7社寺で販売する兵庫七福神の人形(下)和田神社
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(上)7社寺で販売する兵庫七福神の人形(下)和田神社
(上)薬仙寺(下)真光寺
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(上)薬仙寺(下)真光寺
(上)能福寺(下)柳原天神社
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(上)能福寺(下)柳原天神社
(上)柳原蛭子神社(下)福海寺
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(上)柳原蛭子神社(下)福海寺

 須佐野中学校(神戸市兵庫区松原通1)を中心に半径約1キロ以内には、約40もの社寺が集まる。西国街道の要所でもあり、古くから港町として栄えた「兵庫津」には、陸路や海路を通じて多くの神様がやってきた。その中でも昨今、下町ツアーやスタンプラリーなどで人気を集めるのが、福を呼ぶ神様7カ所を巡礼する「兵庫七福神」。福運と御利益を求め、早速、挑戦してみた。(西竹唯太朗)

 最初に向かったのは和田神社(和田宮通3)。平清盛が大輪田泊を手掛けた際、工事の安全と港の繁栄を願って広島・宮島から招いた弁財天が本殿脇にある。

 次に訪れたのは薬仙寺(今出在家町4)。奈良時代の高僧・行基が創建したとされ、後醍醐天皇が隠岐島から帰還の際、霊泉で薬を飲むと、病気がたちまち治ったと伝わる。長寿の神とされる寿老人が祭られる。

 3カ所目は真光寺(松原通1)。鎌倉時代の時宗の開祖・一遍上人が全国遊行の途中に立ち寄り、観音堂で亡くなったと伝わる。石造五輪塔は県指定建造物に、「紙本著色遊行縁起」は国の重要文化財に指定されている。長寿と健康に御利益のある福禄寿で、福は幸福、禄は高給、寿は長寿につながるとされる。

 4カ所目は兵庫大仏で知られる能福寺(北逆瀬川町)。天台宗の開祖・最澄が築いた日本で最初の密教道場でもある。知恵と勇気の神・毘沙門天が祭られる。

 さらに歩を進める。

 次は奈良時代に創建された柳原天神社(東柳原町)。菅原道真が太宰府に向かう途中、暴風雨を避けるため和田岬に一時上陸した際、この付近で歌を詠んだとされ、布袋尊が鎮座する。

 残り2社は、柳原蛭子神社(西柳原町)のえびすと、隣接する福海寺(同)にある大黒天。えびすは七福神の中で唯一、日本の神様。福海寺は足利尊氏が創建したとされ、大黒天は大地を掌握する農業の神として知られる。

     □  

 兵庫七福神が始まったのは2003年。社寺巡りを通して同区の歴史を知ってもらおうと、和田神社の奥田雅人宮司(55)らが発起人となり選定した。人気の秘けつは、歩いて半日ほどで手軽に回れる距離(約2キロ)と、7社の大半が歴史上の著名人とゆかりのある社寺である点だ。

 奥田さんらは、スタンプラリーで7社寺を巡れるパンフレットの作成や七福神を模した人形の販売などでPRに力を入れる。

 「体力と時間のある人は、『清盛七辨天めぐり』と合わせて街歩きしてもらえれば、さらなる兵庫の魅力を感じてもらえるはず」と話している。

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