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大勢のコスプレーヤーが集まる有馬節分会=神戸市北区有馬町
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大勢のコスプレーヤーが集まる有馬節分会=神戸市北区有馬町

 節分は秋と冬の神様が、春と夏の神様と交代する日です。神様が忙しいので、その隙を狙って魑魅魍魎が人々を襲うと言われています。そこで人々は自衛手段として変装し、逆に魑魅魍魎を驚かし、追い払おうとするのが「節分お化け」なのです。

 その風習は今でも花街では残ってます。若い芸妓は、相撲取りや老婆になり、その一方で、年配の芸妓は派手な着物を着て若作りをします。

 昭和40年代、高度成長期で団体旅行が華やかし頃には、有馬(神戸市北区)にもたくさんの芸妓衆がいました。節分の日に伝統にのっとって節分お化けをすると、客が驚いて「有馬には若い芸妓はいないのか!? こんな年寄りが若い格好をして!」と旅館のフロントに文句を言ったことで節分おばけの風習は有馬で終わってしまいました。客もフロントも伝統文化を知らなかったばっかりに有馬の風習を潰してしまった一つの例です。

 十数年前に宴会の席上で節分お化けの話を聞き、面白そうだと思って芸妓さんの衣装を着て、夜の有馬をうろついてみました。それが復活の始まりでした。

 コスプレもお化けの一種ではないではないでしょうか。つまり、ハロウィーンの日本版です。「インバウンド(訪日外国人客)向けのイベントとしても良いのではないか!」との声もあり、年ごとに変化をして、現在の「有馬節分会」が行われるようになりました。

 今年は2月1日、前夜祭として「有馬夜バル」を開催します。2日昼前からコスプレーヤーが有馬の街に出現し、「金の湯」の前で午後0時半からコンサートなどのイベントを開きます。その後、いったんコスプレーヤーは行列をつくって「温泉寺」にお参りし、再び金の湯の前に集まって豆まきを行います。

 その時、有馬はかつて三田藩主だった九鬼家の所領でしたので「鬼は外!」の掛け声はかけません。殿さまを追い出すような掛け声はけしからんという考え方が名残として今に伝わっているのです。

 また、このたび「高機能屋台」と呼ばれるキッチン屋台を導入しました。それを利用し、恵方巻きなどもつくって販売します。

 当日は海外のお客さまもたくさん訪れます。ちょっと変わった有馬の節分を楽しんでみてください。

 本年もよろしくお願いします。(有馬温泉観光協会)

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