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報告書提出後、会見する調査委のメンバー=中央区東川崎町1(撮影・後藤亮平)
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報告書提出後、会見する調査委のメンバー=中央区東川崎町1(撮影・後藤亮平)

 東須磨小学校(神戸市須磨区)の教員間暴言・暴行問題で21日、市教育委員会に報告書を提出した外部調査委員会の渡辺徹弁護士との主なやりとりは次の通り。

 -被害状況を調べ、どう感じたか。

 「加害教員の資質に問題があると言ったが、防げなかった学校も非常に残念。われわれも全貌を解明できたかどうか分からないが、闇が深いと感じた。信じられないようなものもあるが、理由や背景はそれなりに理解したつもり」

 -加害教員と同じように関与をしていた同僚は他にいなかったのか。

 「同じようなことをしていた教員は他にもいたが、被害教員に確認したところ、『加害教員として挙げる必要はない』と言われた。苦痛を受けるような言動ではなかったということだろう」

 -じゃれ合いやからかいではなく、ハラスメント行為と言い切れる要因は。

 「客観的に見ても度が過ぎているのではないかと感じられることが少なからず見受けられた。その行為、言動を継続的にされたらつらいだろうなという行為についてはハラスメントと判断した」

 -学校独特の文化や特異性は感じたか。

 「個人的な意見だが、身体接触が異様に多いなと思った。職場で同僚と話をする時に肩をたたいたり抱いたり、頭をたたいたり、通常の企業では考えられないのではないかと思う。児童と関わる関係で一般的になっているのかもしれないが。度を超えれば暴行になるし、受けた行為が苦痛になることもある」

 -報告書ではあまり教育委員会の責任には言及していない印象がある。

 「その点もいろいろ議論した。結果として市教委がもっと調べていればとは思うが、特に具体的な問責認定には至らなかった」

 -これだけのハラスメント行為を、なぜ管理職は気付けなかったのか。

 「われわれにとっても最大の疑問点。意識が低かったのかもしれないし、職員室と離れているからかもしれない」

 -歴代3校長の聞き取りで違和感はあったか。

 「感じる人と感じない人がいた。前校長には強い違和感を持った。評価は非常に高く、学校経営が大変だった時期で同情的な面もあるが、威圧的な言動について多くの教員から声が出ているのに、全て否認されるとどうなのかと思う」

 -前校長も加害教員も評価が高い。

 「むしろそういう人だから周りが我慢したり長く見抜けなかったり、一つの要因なのではないかと思う」

 神戸市の長田淳教育長は報告書を受け取った21日、「ハラスメント行為について非常に多くの事実が認定されており、提出された調査報告書をもとに処分について厳正に対処する」とのコメントを発表した。児童や保護者、地域、被害教員らにもあらためて謝罪し、「指摘された事実を真摯に受け止め、いただいた提言を踏まえ、再発防止と信頼回復に全力を挙げて取り組む」とした。

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