神戸

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 神戸市消防局は、2019年の災害・救急出動状況を速報値でまとめた。減少傾向にある火災での出動は373件で、1950年以降、最も少なかった。65歳以上が、施錠された建物などから救助された人の7割、救急搬送された人の6割を占めるなど、高齢化の影響が感じられる結果となった。

 災害出動は総計9552件で、18年に比べ953件減った。火災の減少▽台風等の影響が少なく、雨に起因する「水災」(18年322件)がゼロだったこと▽同じく、雨などが原因の自動火災報知設備の誤作動が少なく「誤報」も353件減ったこと-などが理由という。

 火災は同87件の減少。死者も7人減の11人となり、阪神・淡路大震災以降では3番目に少なかった。過去10年間は15人前後で推移していた。

 一方、救助隊の出動は2321件で、234件減少。施錠された自宅などに急病人が閉じ込められる「建物事故」が毎年最も多く、19年も967件で1位だった。到着時に既に家人が解錠していたなど救助に至らなかった493件も含めると、全体の6割を超える。

 救急出動は8万6654件で、1951件減少。傷病程度で分けると、入院が不要な「軽症」が約6割だった。軽症の半数は65歳以上で、3週間未満の入院が必要な「中等症」以上では74%を占めた。(上杉順子)

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