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地元産の具材がたっぷりのった「敦盛そば」
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地元産の具材がたっぷりのった「敦盛そば」
国道2号沿いに復活した「敦盛そば」=神戸市須磨区一の谷町5
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国道2号沿いに復活した「敦盛そば」=神戸市須磨区一の谷町5
粉にこだわったそば。香りよし、のどごしよし
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粉にこだわったそば。香りよし、のどごしよし
源平合戦の資料も、以前と変わらないままだ
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源平合戦の資料も、以前と変わらないままだ

 源平合戦で非業の死を遂げたと伝えられる平敦盛の供養塔「敦盛塚」(神戸市須磨区一ノ谷町)の隣にある老舗「敦盛そば」が3月、2年ぶりに復活を遂げた。2018年3月に店主が病気で亡くなってから、休業状態が続いていた。営業を引き継いだのは近くの観光旅館「花月」。金井孝夫マネージャー(54)は、地域の名物を守る一方、新たな観光資源とすべく、源平にちなんだそばの開発に取り組んでいる。(伊田雄馬)

 金井さんは、店主だった故天野本常さんとは旧知の間柄。休業後も「天野さんの親族がすぐに再開するだろう」と考えていたが、昨年6月の本紙の記事で、後継者を探していることを知った。

 天野さんの遺志に従って店を守り、掃除など管理をしていたのは、妹の茂木俊子さん(71)=群馬県東吾妻町。金井さんはその誠実な姿勢に打たれ、再オープンに名乗りを上げた。「店を借りたい」との問い合わせはほかにも数件あったが、茂木さんも「長年付き合いのあった金井さんなら、きちんと続けてくれる」と、二つ返事で応じた。

 昨年夏に仮契約を交わしてからは、新たな店づくりに着手した。元々、大のそば好きだった金井さん。源平の資料などが並ぶ内装は極力以前のまま残す一方、粉や具材の試行錯誤を繰り返した。

 看板商品の「敦盛そば」(800円)は、上品な白色の更科そば。具には神戸産のネギや大根おろしをたっぷりと載せ、天かすや削り節をトッピング。地元ブランドの「須磨のり」をかけている。

 目下、5種類程度のメニューを考案中。源平の紅白の旗色にちなみ、ピンクの米こうじを練り込んだそばと合わせた「源平セット」(価格未定)は3月中に発売する。

 当初は昨年末の開業を予定していたが、工事の遅れなどでずれ込んだ。7日の「敦盛祭」には間に合ったものの、今年は新型コロナウイルスの感染拡大により奉納演奏などが中止され、法要のみになった。

 江戸時代から、そばを商う店があったという須磨の地。金井さんは「復活をアピールするにはまたとないチャンスだったが…。こつこつファンを増やしていきたい」と、こだわりの味に自信をみせる。

 火曜定休。同店TEL078・732・2525(予約可)

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