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市内3例目となる新型コロナウイルスの感染者の確認を受けて、対策本部員会議であいさつする久元喜造市長(中央)=神戸市役所
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市内3例目となる新型コロナウイルスの感染者の確認を受けて、対策本部員会議であいさつする久元喜造市長(中央)=神戸市役所
閉鎖となった庁舎入口前で訪れた市民に対応する職員ら=9日午前10時23分、神戸市兵庫区荒田町1、兵庫区役所(撮影・大森 武)
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閉鎖となった庁舎入口前で訪れた市民に対応する職員ら=9日午前10時23分、神戸市兵庫区荒田町1、兵庫区役所(撮影・大森 武)

 9日に新型コロナウイルスの新たな感染者が判明した神戸市。派遣職員として勤務する40代女性の感染が明らかになった兵庫区役所では、消毒作業のため庁舎が急きょ閉鎖された。市内で初の感染者が確認されてから10日で1週間。終息が見通せない中、不安を募らせる市民に、市は「感染予防の徹底と冷静な対応を」と呼び掛けている。

 兵庫区役所は9日、通常通り午前8時45分に開いたが、派遣職員の同ウイルスの陽性反応が確認され、同9時半に閉鎖。結婚や出生など戸籍の届け出ができる「夜間休日受付」を除いて全ての窓口が閉じられ、既に来庁していた約40人は庁舎の外に出された。

 訪れた市民には、マスク姿の職員が正面玄関の外で応対。転出入届は隣の長田区役所で臨時で受け付けることや、住民票や印鑑証明などはマイナンバーカードがあれば、他の区役所やコンビニでも受け取れることなどを説明した。同カードの新規発行など一部の手続きについては、兵庫区役所が閉鎖している間は対応できない。

 印鑑証明を受け取りに来た同区の女性(67)は「急ぎの書類やのにかなわんわ」と困惑した様子。

 午後には、防護服を着た市職員8人が、派遣職員が勤務した1階総合案内の机や椅子、壁などを念入りに除菌した。

 市によると、派遣職員が応対したのは1日約300人で、今後濃厚接触者の有無などを調べる。6日に次男(3)を連れて総合案内を訪れたという同区の女性(39)は「自分や子どもが感染していないか不安。公共機関で働くのであれば、心当たりがあれば早めに休むなり相談するなりしてほしかった」と話した。

 一方、神戸市は市内3例目の感染確認を受け、9日午前に幹部を集めた対策本部員会議を開いた。

 会議冒頭、本部長の久元喜造市長は「万全の対策を講じ、一丸となってこの事態を乗り切っていく」とあいさつした。兵庫区役所の派遣職員の女性など複数の感染者が立ち寄ったとされる大阪市内のライブハウスを訪れた人に対しては、「症状の有無にかかわらず、市の相談窓口に連絡してほしい」とあらためて感染拡大防止への協力を呼び掛けた。(初鹿野俊、小谷千穂)

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