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医療従事者のために弁当を作る重松良三さん=神戸市中央区中山手通1
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医療従事者のために弁当を作る重松良三さん=神戸市中央区中山手通1

 新型コロナウイルスの感染拡大で、最前線に立つ医師や看護師らを応援しようと、三宮の名店「日本料理しげ松」(神戸市中央区)の重松良三さん(73)らが27日、特製の弁当を神戸赤十字病院(同市中央区)に届けた。「おいしい料理でひとときの癒やしを。料理人にできることはこれしかない」と重松さん。敬意を込め、腕によりをかけた“応援弁当”は、他の医療機関にも贈られる。

 重松さんは大阪で修業した後、1980年に神戸でしげ松をオープン。ミシュランガイドで星を獲得したこともある味は、多くの美食家に愛される。丸40年を目前にした昨年末、テナントビルの店を閉め、夫婦で営める小さな割烹を始めようと決意。5月から新たなスタートを切る予定だったが、新型コロナにより延期した。

 先の見えない状況の中、頭をよぎったのは、医療従事者のことだった。

 「感染の危険の中で命を救おうと奮闘する看護師や医師に、感謝の気持ちを伝えたくなった」と重松さん。「じっとしてたら、腕がなまる」と料理を届けることを考え、弟子や仲間にも呼び掛けた。

 この日は、「割烹之店 江川」(同区)と「有馬温泉元湯 古泉閣」(北区)の料理人も加わり、旬の野菜の炊き合わせや白身魚の西京漬けなど、彩りも豊かな弁当を約40食分、丁寧に仕上げた。

 神戸赤十字病院の担当者は「現場のスタッフの励みになり、ありがたい。早期終息を願いつつ、治療に全力を尽くす」と話した。

 今後、市立医療センター中央市民病院(中央区)などにも贈られる予定だという。(谷川直生)

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