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ビーガン向けレシピ本の出版を目指す工藤柊さん=神戸市中央区磯上通4
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ビーガン向けレシピ本の出版を目指す工藤柊さん=神戸市中央区磯上通4

 動物性食品を一切食べない「ビーガン」をサポートしようと、神戸大生の起業家・工藤柊(しゅう)さん(21)=神戸市灘区=がレシピ本の出版を目指している。日本初のビーガン用レシピサイトの運営経験を生かし、身近な食材で手軽に作れる100品を厳選。クラウドファンディング(CF)で費用を募り、今夏に千冊を発行する計画だ。工藤さんは「ビーガンを実践しやすい社会づくりの一歩となれば」と意気込んでいる。

 工藤さんは、高校3年の時から動物愛護や環境保護に関心を持つようになり、ビーガンの存在を知った。神戸大国際人間科学部(休学中)に進学後、学生食堂にビーガン用メニューを提案し、神戸市内のビーガンカフェで店長を経験。ビーガン対応の飲食店が少なく、生活に負担が大きい現状を変えようと、2018年にNPO法人「日本ヴィーガンコミュニティ」(同市)を設立した。

 翌年に始めたレシピ投稿サイト「ブイクック」は、約千種類の料理や菓子の作り方を掲載し、月に7万ページビューを集めるまでに成長。今年4月には神戸で起業し、サイト運営のほか、ビーガンメニューの導入サポートや商品開発などを展開する。

 レシピ本には、肉のような食感の「大豆ミート」を使ったハンバーグ、湯葉やターメリックで作るオムライスなどの人気メニューを掲載予定。きなこアイスやかぼちゃドーナツなど、乳製品や卵を使わないデザートも紹介する。手間が掛からずおいしい、「世界一簡単にできるレシピ本」がアピールポイントだ。

 栄養面での特徴や外出時に役立つ関西と首都圏の約20の飲食店リストも収録。B5判116ページで神戸新聞総合出版センターから出版を予定する。CFでの目標額は285万円で、1口3千円から。イベント参加や料理教室体験などの特典を用意している。

 工藤さんは「一般の人も無理のない範囲で取り入れ、環境に優しい生き方について知ってもらえたら」と理解が広まることに期待を寄せる。

 5月末まで。CFサイトへのアクセスは、「ブイクック」のホームページから。(竹本拓也)

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