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マタニティーホームの完成予定図(小さないのちのドア提供)
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マタニティーホームの完成予定図(小さないのちのドア提供)
「小さないのちのドア」の永原郁子代表理事(左)と西尾和子施設長。後方がマタニティーホーム建設予定地=神戸市北区ひよどり台2
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「小さないのちのドア」の永原郁子代表理事(左)と西尾和子施設長。後方がマタニティーホーム建設予定地=神戸市北区ひよどり台2

 望まない妊娠やさまざまな事情で子どもを育てられない女性の相談窓口「小さないのちのドア」(神戸市北区ひよどり台2)の隣接地に、安心して生活できる場所のない妊産婦を受け入れる「マタニティーホーム」(仮称)が建てられることになり、17日に起工式があった。新型コロナウイルス感染症の影響で、困窮する妊婦の増加も懸念されており、年内の完成を目指し、建設・運営資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。(広畑千春)

 窓口を運営するのは、一般社団法人「小さないのちのドア」(代表理事=永原郁子・マナ助産院長)。2018年9月の開設以来、今年5月末までに4千件以上の相談が寄せられたという。相談者のうち51人は、健診を受けておらず、感染症や胎児の発育状況などのため高次医療機関での出産が必要な状態の妊婦だった。

 「誰にも頼れず、支援の網の目からもこぼれた人が多い」と永原代表理事。失職してホームレスとなり、健康保険証が失効するなどした女性や、自傷行為や虐待に苦しんでいる女性も。搬送先で生まれた赤ちゃんの蘇生が必要となるケースも少なくないことから、受け入れ施設が必要だと考えた。

 計画では、マタニティーホームは2階建てで、妊産婦用に5室を用意。健診には保健師らが付き添い、特別養子縁組などの制度についてもアドバイスする。1階にはカフェを設け、悩みを抱えた女性の居場所づくりに取り組む。

 CFには、既に1500万円以上が寄せられた。永原代表理事は「家族にもパートナーにも社会にも拒絶され続けた母親に、世の中は温かい、信頼できるというメッセージになれば」と話している。

 CFは6月末まで、詳細は「小さないのちのドア」の公式サイトで案内している。

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