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 望まない妊娠やさまざまな事情で子どもを育てられない女性の相談窓口「小さないのちのドア」(神戸市北区)に、10代からの妊娠相談が急増している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一斉休校や外出自粛の長期化で、交際相手と過ごす時間が増えたことなどが一因だとみられる。

 西尾和子施設長によると、全国一斉休校が始まった2月末以降「妊娠したかも」という相談が相次ぐようになった。それまでの新規相談は月20~30件だったが、3月=46件▽4月=89件▽5月=120件-と大幅に増加。10代からの相談が約8割を占め、最近では「妊娠検査薬で陽性反応が出た」というケースが増えているという。

 背景として目立つのは、休校や外出自粛で「彼氏や友達の家にずっと居た」「相手は年上で初めて会った。その後連絡がつかない」といった例。飲食店などのアルバイト先が緊急事態宣言で休業し、「(デートの対価に現金などを受け取る)『パパ活』や援助交際をしてしまった子も少なくないようだ」(西尾施設長)。

 中高生からの相談は、「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する慈恵病院(熊本市)の相談窓口でも増えており、4月は過去最多の75件に上ったという。

 西尾施設長は今後、中絶が危険な時期になってからの駆け込み相談が増えるのではないかと懸念する。「子どもたちを責めるのではなく、社会で支え、さらに『産んで託す』という選択肢を知ってほしい」と訴えている。

 相談は無料で、24時間年中無休で対応。訪問や電話のほか、メールや無料通信アプリLINE(ライン)でも受け付けており、健康保険証がなくても利用できる。小さないのちのドアTEL078・743・2403

(広畑千春)

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