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学生が心を込めて作ったマスクを手にする、神戸市看護大の坪井桂子教授=神戸市西区学園西町3
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学生が心を込めて作ったマスクを手にする、神戸市看護大の坪井桂子教授=神戸市西区学園西町3

 新型コロナウイルス感染症から回復した人を元気づけようと、神戸市看護大(神戸市西区学園西町3)の学生がマスクを手作りしている。オンライン授業が続く中、自宅での時間を使って社会貢献してもらおうと大学が呼び掛け、これまで市内の軽症者向け宿泊療養施設に約150枚を贈った。発案者の坪井桂子教授は「誰かのために手を動かすことは、学生の心のケアにもなる」と意義を話す。(伊田雄馬)

 同大は兵庫県と市の新型コロナ対応を支援し、電話相談や軽症者用施設での看護などに協力。その一環として5月上旬に立ち上げたのが、「いちかん手づくりマスクプロジェクト」だ。

 自分が作れそうな枚数を自己申告してもらい、材料がない場合は布やゴムひもなどを送付。購入費用は、教職員のカンパで賄った。

 すぐに完成したマスクが大学に届き始め、中には、家族ぐるみで40枚を仕上げた学生もいた。お手製らしく、花柄やストライプなど見た目はさまざま。坪井教授は「1枚1枚に心がこもっていて、感動した」と話す。

 「ご退所おめでとうございます」「ご無理なさらず、お体を大切に」-。マスクには学生のメッセージを添えて、軽症者が自宅に戻る際に手渡した。受け取った人からは「体力が落ちているし、マスクを買いにも行きづらいので助かる」などと喜びの声が寄せられたという。

 母親と20枚作ったという4年生の女子学生(22)は「学生なので医療の最前線に立つことはできないが、少しでも貢献したかった」と思いを語る。

 坪井教授は「看護の道を選ぶ学生は、人の役に立ちたいという思いが強い。学業に打ち込めないもどかしさを少しでも解消してもらえたのでは」と手応えを感じている。

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