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防災マニュアルを確認するマンションの自主防災委員と神戸市中央区役所職員=神戸市中央区港島1、イトーピア神戸ポートアイランド
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防災マニュアルを確認するマンションの自主防災委員と神戸市中央区役所職員=神戸市中央区港島1、イトーピア神戸ポートアイランド
「階段避難車」などの備蓄品を確認する自主防災委員=神戸市中央区港島1、イトーピア神戸ポートアイランド
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「階段避難車」などの備蓄品を確認する自主防災委員=神戸市中央区港島1、イトーピア神戸ポートアイランド
独自に作成した防災マニュアル=神戸市中央区港島1、イトーピア神戸ポートアイランド
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独自に作成した防災マニュアル=神戸市中央区港島1、イトーピア神戸ポートアイランド

 最大震度6弱を観測した大阪府北部地震は、18日で発生から2年を迎えた。神戸・阪神間のマンションでは停電によるエレベーターの停止や断水があり、住民の孤立防止や資材備蓄など、マンション単位での備えの必要性が浮き彫りになった。神戸市ではタワーマンションが林立する中央区を対象に、防災の取り組みへの助成事業を進めており、独自の避難マニュアルを完成させた管理組合もある。(竹本拓也)

 都心部の神戸市中央区では、全世帯の約9割がマンションに居住。中核駅やオフィス街に近い利便性から、人口増が続く一方、住民同士の関係が希薄で、防災の観点からも改善の必要が指摘されている。

 マンションの防災とコミュニティーづくりをセットで進めようと、同区は2016年度、100戸以上のマンションの管理組合や自治会を対象にした支援制度を創設。防災訓練や住民交流の催しの費用を最大10万円助成するほか、防災マニュアル作成を促すため専門家を無料で派遣している。

 子育て世代を中心に171世帯が暮らす、ポートアイランドの14階建てマンション「イトーピア神戸ポートアイランド」(同区港島1)は、大阪府北部地震でエレベーター3基が停止した。閉じ込めはなかったが、復旧まで4時間以上かかるなど、住民生活に影響があった。同年9月の台風21号では、1階扉のガラスが割れ、近くの交差点が高潮の影響で浸水した。

 5年前に発足した自主防災委員を中心に、地震や津波、台風対策を協議。市の支援制度を活用して作成した防災マニュアルを、全世帯に配布している。

 マニュアルでは、地震後にとるべき行動をイラスト付きで紹介。最寄りの指定避難所は神戸学院大のグラウンドだが、津波・大津波警報の発令時は「3階以上への垂直避難を推奨する」と明記し、判断に迷わないよう工夫した。在宅避難のため、1週間分の非常食や飲み水、携帯用トイレを備蓄するよう呼び掛ける。

 エレベーターが止まった場合を想定し、マンションの備蓄庫には、自力歩行が困難な人の移動用に「階段避難車」を備えた。本年度は、災害対策本部の運営に必要な発電機を導入する。

 自主防災委員の高橋征史郎さん(45)は「1人暮らしの高齢者も少なくない。マニュアル任せにするのではなく、住民同士が進んで助け合う環境をつくっていきたい」と話す。

 同区は本年度、助成対象となるマンションの世帯数を100戸以上から50戸以上に緩和し、新たに8件の申請があったという。西宮市など、「防災マンション」の認定制度を設けている自治体もある。

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