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神戸市役所2号館の南側に出現した巨大壁画=同市中央区加納町6
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神戸市役所2号館の南側に出現した巨大壁画=同市中央区加納町6
チチフリークさん
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チチフリークさん

 秋以降、解体に着手する予定の神戸市役所2号館(同市中央区加納町6)の南北の壁にミューラルアート(壁画)を描くプロジェクトで、南側の壁画の制作が始まった。北側の壁画も8月から始まることになっており、中旬には南北両面に巨大なアートが出現する。(長谷部崇)

 当初は4、5月の制作予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。南側の壁を担当するのは、日系ブラジル人のアーティスト、チチフリークさん(46)。2号館は阪神・淡路大震災で被害を受けた建物でもあり、実行委員会は震災復興から新しいステージに向けて希望を持てるような、力強いアートをリクエストしている。

 縦8メートル、横30メートルの壁に人の横顔や太陽、植物などを描く予定で、チチフリークさんは高所作業車のゴンドラを自分で操作しながら、スプレーで色を吹き付けていった。まず発色のよい色を入れた後、細かい調整をしながら落ち着いた色調に仕上げるという。

 チチフリークさんは、祖父母が神戸から移民船「笠戸丸」に乗ってブラジルに移住。「神戸で描けることに縁を感じる。多くの人が行き交う場所で、制作過程を見てもらえるのはスーパーナイス。日本人はいつも忙しそうだけど、通りがかりに私のアートを見上げ、数秒でも何かを感じ取ってほしい」と話した。壁画は来週中に完成予定という。

 北面を担当する男女のユニット「ヒトツキ」は、8月3日から制作に取りかかる。2人は青色と花を基調とするアートを数多く手がけており、フラワーロードやJR三ノ宮駅のホームからも楽しめる花の絵を描く。

 市役所2号館北側の花時計跡地にあるクーリングタワー(冷却塔)の防音壁(高さ7メートル)でも、市がミューラルアートの実証実験を開始。南面(幅20メートル)、西面(幅16メートル)、北面(幅20メートル)で、いずれも兵庫ゆかりのアーティスト、KAC(ケーシー)さん、佐藤未瑛さん、saggy steez(サギースティーズ)さん、VERO(ベロ)さんの4組が7月中に描き、市民の反応をSNS(会員制交流サイト)で調べる。

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