神戸

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開通当初に終点だった神戸(上筒井)駅(阪急電鉄提供)
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開通当初に終点だった神戸(上筒井)駅(阪急電鉄提供)
神戸(上筒井)駅当時の線路の痕跡=神戸市灘区
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神戸(上筒井)駅当時の線路の痕跡=神戸市灘区
高架線による三宮への乗り入れを伝えるポスター(阪急電鉄提供)
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高架線による三宮への乗り入れを伝えるポスター(阪急電鉄提供)
平面交差するレール「ダイヤモンドクロス」を行き交う車両=阪急西宮北口駅(1982年撮影)
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平面交差するレール「ダイヤモンドクロス」を行き交う車両=阪急西宮北口駅(1982年撮影)
かつてのダイヤモンドクロスを埋め込んだ遊歩道=西宮市高松町、高松ひなた緑地
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かつてのダイヤモンドクロスを埋め込んだ遊歩道=西宮市高松町、高松ひなた緑地

 阪急神戸線が1920年に開通してから16日でちょうど1世紀たった。創業者小林一三氏が念願した都市間路線だったが、阪神間では阪神電気鉄道と国鉄(現JR西日本)が先行。阪急は人家の少ない山手に線路を敷き、新聞広告で「綺麗(きれい)で早うて。ガラアキで 眺めの素敵(すてき)によい涼しい電車」とうたった。歴史の痕跡が残る現場の写真とともに振り返る。(記事・三島大一郎、写真・中西幸大)

 阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道が先に設けた宝塚線は「遊覧列車」と呼ばれた。観光地の宝塚が終着だったからだ。小林氏は神戸線を第一目標に掲げ、高速鉄道をアピールして差別化しようと、開通2年前の18年、社名を「阪神急行電鉄」へ変えた。

 当初、西側の終点「神戸(上筒井)駅」は現在の神戸市立王子動物園近くにあった。都心の三宮への延伸は地下も検討されたが、36年、最終的に高架で乗り入れた。上筒井時代の線路の一部が今も、作業車の留置線として使われている。

 車両は最新型が投入された。26年には国内初の本格的な全鋼製車両が登場。30年代には特急を走らせ、「大阪-神戸ひとまたぎ25分」のキャッチフレーズを打ち出した。

 26年に西宮北口-今津間の支線が開通すると、神戸本線と平面交差する珍しいレール「ダイヤモンドクロス」ができた。84年に切り離され、ホームで乗り換える形に。交差当時のレールは、阪急西宮ガーデンズ北側にある公園の遊歩道に埋め込まれている。

    ◇

 95年1月17日、阪神・淡路大震災で三宮駅ビルが半壊、伊丹駅ビルが全壊した。約5カ月後の6月12日、全面運行の再開にこぎ着け、今に至る。

 利便性向上の模索は続く。神戸市営地下鉄西神・山手線との相互乗り入れは、費用対効果などを理由に市との協議を仕切り直し、今後も意見交換するという。

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