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ブラジルの教会をイメージした元町駅交番=神戸市中央区元町高架通1
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ブラジルの教会をイメージした元町駅交番=神戸市中央区元町高架通1

 JR元町駅の南側に出ると目の前に現れるのが、元町駅交番(神戸市中央区元町高架通1)。地味な建物が多い交番にしては珍しく、明るい異国情緒のあるデザインだ。これには、ブラジル移民と神戸の歴史が関わっている。

 同交番が面している鯉川筋。山側へ上ると「海外移住と文化の交流センター」(同市中央区山本通3)に突き当たる。1928(昭和3)年に完成した、ブラジル移民事業の拠点「国立移民収容所」の後身だ。

 99年、神戸市とブラジル・リオデジャネイロ市の姉妹都市提携30周年を機に、市民有志を中心に、同センターからメリケンパークまでの約2キロを「移住坂」として整備する計画が浮上。その一環として、元町駅南広場に「海外移住者の通った道」と記された記念碑が建てられ、ブラジル国花のイペが植えられた。

 県警も連動し、老朽化した交番を、ブラジルの教会をイメージしたというデザインに一新。2002年に移転した。鉄筋2階建ての建物は上から見ると八角形で、屋根や壁は暖色系の赤や黄色で彩られている、

 屋根の上には、ステンドグラスをはめ込んだ小さな塔屋も。青や黄色のガラスは、神戸から世界へ渡った移住者が見たであろう「海の輝き」を表現している。

 県警地域企画課によると「交番のデザインはまちづくりと歩調を合わせることが多い。同交番も象徴的な建物として親しまれている」という。(谷川直生)

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