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土で固められた「サンドグリーン」。見つかった石のローラーも修復された=神戸市灘区六甲山町
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土で固められた「サンドグリーン」。見つかった石のローラーも修復された=神戸市灘区六甲山町
植木鉢が埋め込まれたグリーンのカップ=神戸市灘区六甲山町
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植木鉢が埋め込まれたグリーンのカップ=神戸市灘区六甲山町
サンドグリーンでのプレー(1909年、神戸ゴルフ倶楽部提供)
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サンドグリーンでのプレー(1909年、神戸ゴルフ倶楽部提供)
1900年代初頭の1番ホールのサンドグリーン(神戸ゴルフ倶楽部提供、撮影年代不明)
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1900年代初頭の1番ホールのサンドグリーン(神戸ゴルフ倶楽部提供、撮影年代不明)
1900年代初頭の1番ホールのサンドグリーン(神戸ゴルフ倶楽部提供、撮影年代不明)
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1900年代初頭の1番ホールのサンドグリーン(神戸ゴルフ倶楽部提供、撮影年代不明)

 1903(明治36)年にオープンした日本最古のゴルフ場、神戸ゴルフ倶楽部(くらぶ)(神戸市灘区六甲山町)が87年ぶりに、芝の代わりに土を固めて作った「サンドグリーン」を復元した。今夏に開催予定だった東京五輪にゴルフ競技が採用されたことに合わせ、原点に立ち返ろうと発案。当時の写真や資料を基に、現在では珍しいグリーンをよみがえらせた。(井川朋宏)

 同倶楽部は、「六甲山の開祖」と呼ばれる旧居留地の英国人貿易商アーサー・ヘスケス・グルーム(1846~1918年)を中心に開かれた。全てのホールが芝になったのは33(昭和8)年で、サンドグリーンはその頃まで残っていたとみられる。

 芝に比べてボールが転がりやすく、強風が吹くと、グリーンを取り囲む縁まで戻ってしまうこともあったという。縁にはまりパットできない場合は、シューズ2足分だけ前に動かすことができるローカルルールも伝わっている。

 復元のきっかけとなったのは、3本の石のローラー。約3年前、クラブハウス裏の物置小屋付近に埋まっているのが見つかった。古い写真などから、サンドグリーンをならすためのものと推定され、「歴史的に価値がある」と計画が持ち上がった。

 昨年末、18番ホール近くの約100平方メートルで着工。重機で掘り返して土を固めると、表面に砂を敷いた。カップにも、競技の起源との説のある植木鉢を使用。また、同倶楽部のサンドグリーンでプレーする人を撮影した1900年代のモノクロ写真や説明パネルの展示スペースも設けた。

 今年4月にお披露目。ゴルフを始めたばかりだという男児(4)=西宮市=は「ボールの転がり方が芝と違って楽しい」と、初めての体験に笑顔を見せていた。

 池戸秀行支配人(71)は「海外から訪れた競技関係者に数年前、『これがゴルフ場本来の姿だ』と言われたことがある。競技の原点を大切にして、今後もこのゴルフ場を広く発信したい」と話した。

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