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「気軽に相談してほしい」と呼び掛ける神戸ひきこもり支援室の相談員ら=神戸市中央区橘通3
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「気軽に相談してほしい」と呼び掛ける神戸ひきこもり支援室の相談員ら=神戸市中央区橘通3

 ひきこもりの人や家族を対象にした神戸市のワンストップ相談窓口「神戸ひきこもり支援室」(神戸市中央区橘通3)に寄せられた相談は、開設から7月末までの半年間で865件に達した。ひきこもりの人には息の長い支援が必要といい、支援室は「家族内で問題を抱え込まず、気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。(長谷部崇)

 865件の内訳は、電話574件、来所249件、メール30件、訪問12件。継続的な支援に至ったケースのうち、最初の相談者は「家族のみ」が9割を占め、2回目以降で本人の割合が増える傾向にある。

 松原雅子室長は「ひきこもりの相談は家族が責任を感じ、思い詰めているケースが多い。『育て方が悪かった』など、家族間であつれきが生じていることもある」と指摘。「正論で説得するのではなく、まず本人の存在を認めてあげることが大事」といい、家族に対しては肯定的な声掛けを行い、本人のペースを尊重しながら、行動の変化をサポートするよう助言している。家族との会話を回復することが社会参加への第一歩につながるという。

 近年、80代の親とひきこもりが長期化した50代の子が同居する「8050問題」が社会問題化。市は2月、市総合福祉センター1階に同支援室(相談員5人)を設置し、兵庫区の分室(同2人)と2拠点体制を敷いている。支援は、月1回程度の面談を約1年続けるという。

 今後の取り組みとして、ひきこもりの中学3年生を卒業後も切れ目なく支援するため、10月から新たにソーシャルワーカー1人を支援室に配置。市教育委員会事務局のスクールソーシャルワーカーと連携して本人や家族、民生・児童委員らとつながりをつくり、卒業後も支援していく。また、相談者の家族を対象に、本人への接し方を学び、家族同士で交流する「家族教室」(1コース4回)を10月から始める。

 支援室は平日の午前9時~午後5時。短縮ダイヤル「♯8900」か、TEL078・361・3521。メールアドレスhikikomori_shien@office.city.kobe.lg.jp

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