神戸

  • 印刷
写真集「まるい鳥」を出版した渡辺美郎さん=神戸市垂水区
拡大
写真集「まるい鳥」を出版した渡辺美郎さん=神戸市垂水区
写真集「まるい鳥」
拡大
写真集「まるい鳥」

 神戸市垂水区の野鳥写真家、渡辺美郎さん(56)が、写真集「まるい鳥」(パレード)を出版した。鳥に憧れた初心に立ち戻り、身近な鳥たちが見せるふわふわとした丸みに焦点を当てた一冊。渡辺さんは「“カワイイ”をきっかけに自然への関心を寄せてもらえたらうれしい」と話す。(鈴木雅之)

 少年時代に野鳥に興味を持った渡辺さんは、40年以上にわたって、撮影に取り組む。「日本野鳥の会ひょうご」に所属し、本や雑誌に写真が掲載されたこともしばしば。

 スズメやエナガ、ユリカモメ…。秋から冬、誰もが見かけたことがある鳥たちが羽毛を膨らませた姿を捉えた。野鳥撮影は頭から尾っぽまでが収まるアングルが“王道”だが、表紙のトモエガモは大胆に真正面から撮って、いかにも丸い一枚。通常の撮り方にとらわれない写真を多く収録する。

 自費出版で500冊を刷り、売れ行き好調という。病院の待ち合い室で患者の「癒やし」になっているという声も届くなど、評判も上々だという。

 ただ「こんなにかわいらしい写真集を出すつもりじゃなかったんですよ」と笑って打ち明ける。

 目指していたのはこれまでの集大成で、出版社に持ち込んだのは、鳥の全身をしっかり捉えた写真ばかり。ところが「カワイイ!」と担当者の目に留まったのは、表紙にも採用されたトモエガモ。そうしてコンセプトが「まるい」に決まったという。

 半信半疑になりながらも「今までの写真を探してみたら結構あったんです」と渡辺さん。中でも、2羽のメジロが体を寄せ合う「めじろ押し」はお気に入りの1枚だという。

 担当者の一言は初心を思い出すきっかけになったという。「鳥を撮るようになったのは愛らしさを周りの人にも伝えたいと思ったから。『丸くてかわいい』写真は原点回帰ですね」

 全24ページ。千円(税別)。書店のほか、メールでも注文できる。maruyoshidori@gmail.comに送付先住所、名前、冊数を記入。

神戸の最新
もっと見る

天気(10月23日)

  • 22℃
  • 16℃
  • 90%

  • 20℃
  • 15℃
  • 90%

  • 22℃
  • 17℃
  • 90%

  • 21℃
  • 16℃
  • 90%

お知らせ