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撤去される予定の手動式制御装置。右手前のハンドルを回すなどしてゴンドラを止める=神戸市須磨区西須磨、鉢伏山上駅
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撤去される予定の手動式制御装置。右手前のハンドルを回すなどしてゴンドラを止める=神戸市須磨区西須磨、鉢伏山上駅
爽快な景色が楽しめる 「須磨浦ロープウェイ」
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爽快な景色が楽しめる 「須磨浦ロープウェイ」

 レトロな雰囲気が人気の須磨浦山上遊園(神戸市須磨区)と麓の山陽電鉄須磨浦公園駅(同)をつなぐ「須磨浦ロープウェイ」が、11月4日から来年3月中旬まで運休する。1957年の開業以来、使い続けてきた手動式の制御装置を自動式に換える大規模なリニューアルのため。手動は全国でも珍しく、同じゴンドラでも自動とは乗り心地が異なるといい、運営する山陽電鉄は「乗り納めに来て」と呼び掛けている。(霍見真一郎)

 同ロープウェイは57年9月に開業。ゴンドラ2台(定員各30人)が高低差約180メートルを3分15秒で結び、須磨海岸など爽快な景色を楽しめる。2019年度は約13万8千人が利用した。

 毎年12月に約2週間運休にして安全点検し、ゴンドラやワイヤ類を更新。制御装置は開業時のまま手動を使ってきたが、部品を調達しにくくなるなど今後も同様のメンテナンスを続けることが難しくなったため、自動化が決まった。所要時間は15秒短縮される。

 同社によると、現在、国内で手動制御しているロープウエーは「ほとんどない」。鉢伏山上駅から運転士が手動で加速も停止も操作するため、自動運転とは違う乗り心地が楽しめる。

 例えば、自動運転だと駅の手前でほとんど止まるスピードに減速した後ホームに入る。一方、手動では運転士がハンドルを回すなどし、速さの急な変化がなくスムーズに停止する。また一緒に動く上りと下りのゴンドラで乗客数に差がある場合、手動はブレーキを掛けるポイントが違う。最高速に達する時間も手動の方が早いという。

 今回のリニューアルではワイヤなどを新調したり、駅の一部を改修したりすることも予定。ゴンドラ自体は更新しない。

 運休期間中、須磨浦山上遊園は全面休園し、「乗り心地の悪さ」が特徴の「カーレーター」や、「回転展望閣」も利用できない。期間が長いため、恒例の元旦の早朝運転や2月の梅まつりなどもない。

 同社の担当者は「運休するまで残り2週間程度。60年以上の歴史を刻んだ手動運転の乗り心地を楽しんでほしい」と話している。

 運行は10月は午前10時~午後6時(11月は午後5時まで)。出発は15分ごと。須磨浦山上遊園TEL078・731・2520(10月27日は休み)

【動画リンク】実は手動運転だった!神戸の須磨浦ロープウェイ

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