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医療従事者について「命と対話する仕事」と語り掛けた安藤忠雄さん=神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル
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医療従事者について「命と対話する仕事」と語り掛けた安藤忠雄さん=神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル

 新型コロナウイルス感染症に対応する医療従事者への支援基金「こうべ医療者応援ファンド」を提案した建築家安藤忠雄さんがこのほど、神戸市立医療センター中央市民病院の職員らを前に神戸市内で講演した。安藤さんは自らの闘病体験も交え、「医療従事者は、目の前にある命と対話する誇りある仕事をしている」などと語り、約100人が熱心に耳を傾けた。

 同ファンドは4月24日の設立後、神戸ゆかりの著名人らから寄付が相次ぎ、10月12日時点で総額5億6千万円を超えた。同市中央区の東遊園地で子ども向け図書館の建設計画を進める安藤さんは、ファンド設立を呼び掛けた一人。今回、医師や看護師に直接エールを送りたいと講演に立った。

 安藤さんは、がんの摘出手術を2回受けた経験について告白。栄養のバランスが計算された病院食を進んで食べたことや、手術を前に一時不安を抱いたことなどを振り返った。

 「感染者がいる中、医療従事者は命がけで対応している。覚悟と勇気、仕事に対する責任を感じる」と強調。「何とかサポートできないかと考えた」とファンド提案の理由を伝えた。

 同病院の木原康樹院長は「当初は情報が錯綜(さくそう)する中で患者対応しており、迷いもあった。しかしファンドができ、『やっていることは間違いない』と大きな励みになった。安藤さんの話を聴いて支援してくださった気持ちがよく分かり、ありがたく思った」と感謝を述べた。(霍見真一郎)

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