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花時計賞を受け取る(左から)村田淳さんと岩崎和博さん=中央消防署
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花時計賞を受け取る(左から)村田淳さんと岩崎和博さん=中央消防署

 山で滑落し動けなくなった70代の女性を救助したとして、神戸市は27日、兵庫県猟友会生田支部の岩崎和博支部長と神戸農林振興事務所森林課の村田淳課長補佐に、善行表彰「花時計賞」を贈った。

 2人は8月24日、同市中央区神戸港地方の六甲山で、イノシシ侵入防止用ネットの点検でやぶをかき分け進んでいると、「助けて」というかすかな声を聞いた。

 「近づくと、左足に大けがをした女性が弱々しく手を振っていた」と村田さん。女性は約20メートルの斜面を滑落し谷底で数日間過ごしていたといい、岩崎さんが水を飲ませようとしたが、「渡したペットボトルを持てないほど衰弱していた」。

 119番後、村田さんはくわしい場所を隊員に知らせるために下山。救急救命士の資格を持つ岩崎さんは現場に残り、けがの手当てをした。チームワークが実を結び、女性は一命を取り留めた。

 表彰状を贈った中央消防署(中央区小野柄通2)の大西信吾消防監は「今夏は記録的な猛暑で、発見が遅れれば命が危なかった」と感謝。2人は「登山ルートから離れた場所だけに、自分たちが通りかかってよかった」と笑顔を見せていた。

 女性の救助後、2人がネットの点検を終え、JR新神戸駅に着いたのは、予定より大きく遅れた午後4時過ぎ。女性にペットボトルを渡したため、のどはからからで、駅の自動販売機で買った炭酸飲料が体に染み渡った。

 「岩崎さんは『ペプシコーラ』で、私は『C.C.レモン』。あんなにおいしいことは、これまでなかった」と村田さんは話した。(伊田雄馬)

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