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資料集の完成を喜ぶ製作に携わったメンバー=神戸国際大
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資料集の完成を喜ぶ製作に携わったメンバー=神戸国際大

 神戸国際大(神戸市東灘区向洋町中9)の創立者、八代斌助(やしろひんすけ)(1900~70年)の没後50年を記念し、同大を運営する学校法人「八代学院」は、建学の歩みをまとめた資料集第3集「神を畏れ 人を恐れず 人に仕えよ」を編さんした。教会誌に掲載された記事の中から、学院創立に関する記述を抜き出した。編集委員の石原正彦さん(65)は「キリスト教の理念に基づいた学校づくりにまい進する姿がうかがえる」と話す。(小尾絵生)

 八代は北海道函館市生まれ。日本聖公会総裁主教を務め、松蔭女子学院理事長などを歴任した。神戸国際大付属高の前身となる八代学院高を63年に、同学院大を68年に開学。いずれも92年に現在の名称に変更した。

 資料集は2018~19年にかけて第1、2集を発行し、八代の生涯や著作物などを紹介した。完結編の第3集は、教会誌に1955~70年に掲載された八代の日記「聖戦の旅」から抜粋。開学当初からの職員で、八代を直接知る同大史料室の故佐藤信友さん=享年78歳、8月に病気で死去=を中心に、全4千ページに及ぶ膨大な原稿から、学院創立に関係する箇所を抜き出した。

 全15章で構成され、1~4章では神戸市垂水区の山の開墾や高校の開学までがつづられる。5章からは大学設立までに人間学部や社会学部の創設を断念したことや、開学後も大学運営に奔走する姿が記され、がんで亡くなる1カ月前の原稿も収録した。

 高校開学時の入学式では「学生帽をかぷった学生の姿を見ていれば、全く感激そのものだ」と喜びを表現。大学設置認可が下りた時は出産になぞらえ、「とうとう生れた。難産であった。(中略)生れた、生れた」と、苦節の道のりをかみしめる。

 編集委員の河村博之牧師(52)は「真の国際人を育てようとした八代の思いが、今も受け継がれていることを再認識できた」と語る。

 資料集は800部製作。神戸国際大キリスト教センターTEL078・845・3103

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