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次世代の自然エネルギーの活用方法を話し合うパネリストら=東灘区御影町1、神戸酒心館ホール
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次世代の自然エネルギーの活用方法を話し合うパネリストら=東灘区御影町1、神戸酒心館ホール

 酒造りなどのため住吉川などに約300カ所あった水車から次世代の再生可能エネルギーについて考えるシンポジウムが31日、神戸市東灘区御影町1の神戸酒心館ホールであった。酒造関係者や住民が小水力発電の可能性を題材に議論した。

 生活クラブ生活協同組合都市生活などの主催、地エネと環境の地域デザイン協議会(事務局・神戸新聞社)の共催で開かれた。

 この日は約100人が聴講し、まず姫路独協大副学長の道谷卓さんが六甲山系の水車産業について基調講演。神戸の水車は酒造業の隆盛を背景に増えたことに触れながら、「全盛期の大正時代は夙川と生田川の間に277カ所あった。しかし1938年の阪神大水害でほとんどの水車小屋が流され、現在は1カ所も残っていない」などと伝えた。

 続いて、白鶴酒造の嘉納健二社長や神戸酒心館の安福武之助社長ら5人がパネル討議。嘉納社長は酒米を精米する動力として水車が増えた歴史を映像を示して紹介し、「神戸は舶来文化が強調されることが多いが、水車と灘の酒の歴史を伝えることは重要」と力説。「自然で作り出す地元の電気で酒造りができたらいいと思う」と期待を込めた。

 兵庫県の菅範昭・環境管理局長は「エネルギーの地産地消を目指す」と水車による小電力発電の可能性に言及。県勤労者山岳連盟の塚本昭光自然保護委員長はうすや水路跡など水車に関連する遺構の活用について「公園のようにするなど多くの人に見てもらえるよう工夫したい」と話した。(坂井萌香)

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