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特別支援学級の子どもたちの関わり方を講演する市教委特別支援教育課の水金稔担当係長(奥)=神戸市シルバーカレッジ
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特別支援学級の子どもたちの関わり方を講演する市教委特別支援教育課の水金稔担当係長(奥)=神戸市シルバーカレッジ
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 助っ人はおじいちゃん、おばあちゃん-。障害がある子どもがいる小学校の特別支援学級に、神戸市シルバーカレッジ(同市北区しあわせの村)の学生と、卒業生らでつくるNPO法人「社会還元センターグループわ」が支援に乗り出している。特別支援学級に所属する児童数は市内ではここ10年でほぼ倍増しており、本年度は前年度の倍の約40校を支援する予定だ。このほど同カレッジで研修会があり、約60人が参加。支援を求める各校に派遣されている。(井上 駿)

 特別支援学級は、小中学校に通常学級とは別に設けられ、一人一人の障害や個性に配慮した少人数教育を実践している。学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの軽度の発達障害の子どもらが多く、通常学級の児童と一緒に学ぶこともある。

 特別支援教育への理解の深まりやニーズの高まりを背景に、児童数は全国的に増加しており、市立小学校では、2010年度は279学級889人だったが、本年度は420学級1622人に増えた。一人一人に寄り添った丁寧な指導が求められるため、学校現場では人手が不足している。

 同カレッジやグループわでは、働き方改革や地域連携を進める市立学校への支援に取り組んでおり、登下校の見守りや学校行事の受け付け、昔遊びや戦争経験の伝承などをしている。

 同学級の学習支援は、授業中に子どもに付き添って勉強を教える。研修会では、市教育委員会特別支援教育課の水金稔担当係長が講師となり、「『困った子』ではなく『困っている子』と見方を変えてほしい」とアドバイス。「しかるのではなく親切にすること。気になる行動の背景や要因を考えてほしい。褒められたい、認められたい、愛されたいという欲求を満たしてあげてほしい」と呼び掛けていた。

 出席者は、研修会後に支援要請がある小学校とのマッチングを実施し、既に一部の学校で派遣が始まっている。

 同市中央区の義務教育学校港島学園で支援に携わっている女性(65)は、「子どものためになりたいと思ったのがきっかけ。子どもの特性を理解することから始めたい」。グループわの女性は「勉強のお手伝いや生活指導など、やりがいのある職務内容で、おじいちゃん、おばあちゃんの知恵をぜひ生かしてほしい」と話していた。

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