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女性初の神戸真宗連盟理事長に就任した岡田美妙さん=神戸市長田区、勝覚寺
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女性初の神戸真宗連盟理事長に就任した岡田美妙さん=神戸市長田区、勝覚寺

 神戸市内146の寺院が所属する「神戸真宗連盟」の理事長に7月、光教寺(同市兵庫区)の岡田美妙(びみょう)住職(52)が選ばれた。女性の就任は初めて。全国でも仏教団体の運営に女性が入る例は少なく、岡田さんは「一般社会でこれだけ女性が活躍する時代。仏教界でも当たり前にしたい」と見据える。(小谷千穂)

 大手化粧品メーカーの美容部員や飲食店の経営者を経て、30代で親戚が住職を務めていた光教寺の後継ぎに。人当たりの良さや幅広い社会経験を生かし、日々の悩みを聞いたり、家での困り事を解決したりして檀家(だんか)と近い関係を築く。「電球替えて」「戸が閉まりにくい」と日ごろから気軽に声が掛かる。寺の住職は本来「地域の『何でも屋』であるべき」が口癖だ。

 理事長に選ばれたのは自然な流れだった。前理事長が任期中の6月に亡くなり、常任理事会の中で最も在籍期間が長い岡田さんが推薦され、全会一致で決まった。理事長就任に合わせ、神戸市仏教連合会の総務部長にも任命された。同会の常務理事に女性が就任するのも初めてだという。

 「たまたま自分が初めてなだけ。後継ぎが減って女性住職が増える中、各地で起こりうること」。岡田さんは自然体で受け止める。

 人徳もある。同連盟の一員、勝覚寺の黒沢正往住職は「努力してる姿を一切見せずにいつも明るくほがらか。心の熱い部分がある」。同連合会の専務理事を務める願成寺の浜田賢時住職も「困ったことは何でも引き受けてくれフットワークが軽い。いろんな可能性を持った人。性別に関係なく、そういう人はなかなかいない」と太鼓判を押す。

 以前は葬儀を依頼してきた人に「女性だから結構です」と言われて傷付いたこともあったが、岡田さんは「得したことの方が多い」と前向き。「女性であり、一般家庭で育ち、会社に勤めて経営もして。そんな自分らしい視点で細やかに改革していきたい」と意気込む。目指すは「地域に頼られるお寺」。理事長としての道に迷いはない。

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