来年の干支(えと)「丑(うし)」の巨大絵馬が26日、湊川神社(神戸市中央区多聞通3)の本殿前に掲げられた。例年は12月に奉納されるが、コロナ禍のため正月準備を早めた。
絵馬は縦3メートル、横2・4メートル。幅広い世代に親しみを持ってもらおうと、兵庫県稲美町の日本画家熱田守さん(62)が描いた郷土玩具風の牛を拡大印刷した。
「米俵は厄払いの意味がある赤にし、新型コロナの終息を願った」と熱田さん。同神社の西原秀樹権宮司(ごんぐうじ)(58)は「牛のようにゆっくりでもいいので、世界中がコロナ禍を乗り越えるため一歩一歩前に進めますように」と話した。
同神社では新年の参拝を分散するため、12月13日からお守りやお札の授与を始める。(斎藤雅志)
