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神戸市立医療センター中央市民病院の感染対策について討議した木原康樹院長(右端)ら=神戸市中央区港島中町6
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神戸市立医療センター中央市民病院の感染対策について討議した木原康樹院長(右端)ら=神戸市中央区港島中町6

 新型コロナウイルスをテーマに、主に重症患者を受け入れる神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)の医療従事者による講演と討論会が29日、神戸ポートピアホテル(同)で開かれた。医師や看護師らが、4月に発生した院内感染との闘いを振り返り、拡大する「第3波」への対策を強調した。(井川朋宏)

 同院を運営する神戸市民病院機構が主催し、医療従事者ら約60人が参加した。

 感染症看護専門看護師の新改(しんかい)法子さんは、院内感染の発生当時を「奈落の底に突き落とされた」と振り返った。看護師は一度の勤務で、レッドゾーン(汚染区域)に平均7時間も過ごすことになり、医師以上に高いリスクにさらされた。限られた人数の感染症専門の看護師には、院内のスタッフから患者対応に関する問い合わせが殺到したという。

 事態が混とんとする中、連絡対応の人的支援を得たほか、看護部の現場責任者ら約80人に、個人防護具の正しい着脱手順について徹底指導した。「経験や知識を積み重ねることで不安が解消され、思考や行動が能動的に変容していった」と語った。

 同病院感染管理室の土井朝子室長は、院内感染を防ぐ取り組みとして、感染症対策本部の機能強化▽術前・入院前のPCR検査の導入▽専用の臨時病棟新設-などを挙げた。「正確で迅速な情報伝達と透明性は重要」として、院内の情報システムで最新の運用状況などを掲載し、医療スタッフと共有したという。

 今春の第1波に比べ、夏以降の第2波は、入院日数がどの症状でも大幅に短縮されたことも紹介。土井室長は「すべての職員が対策の質を上げ、発症者が出ても1人に抑えられるようにしたい」と述べた。

 このほか、中島一敏・大東文化大学教授(感染症疫学)が、新型コロナの特徴についてオンラインで基調講演。最後に、木原康樹院長が座長を務め、登壇者によるパネル討議があった。

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