「レゴQちゃん」登場 神戸の六甲バター本社に

2020/12/09 05:30

レゴでできた「Qちゃん」を囲む、(左から)北山智也さん、塚本浩康副社長、山崎秀昭さん=神戸市中央区坂口通1

 「Q・B・B」ブランドで知られる家庭用プロセスチーズの最大手・六甲バターの本社(神戸市中央区坂口通1)に、ブロック玩具のレゴで作った同社のキャラクター「Qちゃん」と神戸の街並みが登場し、道行く人の目を楽しませている。 関連ニュース 【写真】レゴで精巧に再現した西宮神社の福男神事 “すべらない”神戸土産のチーズケーキ 千原ジュニアさんも「すべらんなあ」 「安すぎると売れない」神戸のスイーツ激戦区

 Qちゃんは、同社の創業70周年を記念し、昨年4月に誕生。神戸市のごみ分別キャラクター「ワケトン」などで知られるイラストレーターの「ザ・ロケット・ゴールド・スター」(本名・山崎秀昭)さんが生みの親で、六甲山系のどこかにある「Q・B・Bチーズランド」の若き王子という設定だ。
 「レゴQちゃん」は、地元の人や親子連れに親しんでもらおうと、正面玄関前のディスプレー刷新に合わせて企画し、大阪大のレゴ部員に依頼。製作は、昨年10月にスタートしたがコロナ禍で部活動が制限され、予定より5カ月余り遅れて11月に完成した。
 完成した作品は幅約55センチ、奥行き約55センチ、高さ約50センチ。平面のイラストでは分からないQちゃんの後頭部のカーブや両腕の異なる角度、神戸ポートタワーの鼓型などが「バランス的にうまく再現できるか不安だったが、満足の出来栄え」と2年の北山智也さん(20)は胸を張る。
 塚本浩康副社長も目を細めながら、「コロナ禍の中で、少しでも神戸の人たちに楽しんでもらえたら」。今後は、神戸の街の背景を季節ごとに変えながら展示する予定という。(広畑千春)

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