新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入が減った家庭やひとり親世帯の若者を支えるため、学生服などの無料クリーニングをホワイト急便神戸(神戸市灘区)が市内の約50店舗で始めた。受け付けるのは毎週金曜で、3月26日まで続ける。
同社の苑田(そのだ)善寛社長(46)らが企画した。同社も、新型コロナでリモートワークが増えたり休校が続いたりし、売り上げは落ちたという。苑田社長は「こんな時だからこそ、地元の若者に笑顔になってほしいし、地域に恩返しをしたかった」と思いを語る。
対象は全ての学生服や園児服。金曜に預かり、週明けの月曜に着られるよう仕上げる。
普段、子どもの制服のクリーニングは保護者が持ってくるが、「これをきっかけに、多くの若い子に気軽に店に来てほしい」と苑田さん。「きれいな制服を着て新たな気持ちで学校生活を送れれば」と願う。
各店とも、受け付けは金曜午後3時から閉店まで。学校指定の学生服に限る。体操服などは対象外。1回5点まで。(坂井萌香)
