オンラインでフレイル予防を 高齢者向けに体操教室
2021/02/18 05:30
テレビ画面を見ながら体操をする高齢者=神戸市長田区大橋町9
コロナ禍による巣ごもりで懸念されている高齢者のフレイル(虚弱)の予防に向けて、神戸市長田区などはオンライン体操教室の取り組みを始めた。
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神戸市の事業「withコロナKOBE応援プラットフォーム」に、同市長田区や市スポーツ推進委員長田区連絡会が応募。東京のベンチャー企業との連携でオンライン会話ツール「リハブコール」の実証実験を兼ね、開催することになった。
17日には小規模多機能型居宅介護施設「かけはし」(同区大橋町9)の利用者9人が、画面越しの講師の指導で、手足の曲げ伸ばしなど体を約20分動かした。
同施設管理者の白石智恵さんは「感染防止のため、高齢者は家に閉じこもりがち。今後もオンラインを活用した体操を続けたい」と歓迎。同区まちづくり課の吉田文係長は「画面の大きさや通信環境など注意点も分かった。より幅広い世代へ取り組みを広げていきたい」と話した。(森下陽介)