古本市でアジアからの留学生支援 売り上げを奨学金に 神戸学生青年センター

2021/02/21 05:30

24回目を迎えた留学生支援のための古本市=神戸学生青年センター

 兵庫県内で学ぶアジアからの留学生支援のチャリティー古本市が20日、神戸市灘区山田町3の神戸学生青年センターで始まった。(坂井萌香) 関連ニュース 【トランプ米政権の移民政策】デモ参加の留学生も標的に 反ユダヤと正当化、流出も NBA八村塁選手の父親の出身地、ベナンって 神崎高生が留学生と交流「もっと知りたくなった」 兵庫で増える外国人留学生、どんなことに困ってる? 同世代の神院大生が聞き取り、見えてきたこと


 同センターは阪神・淡路大震災後、留学生のために募金を呼び掛け、「六甲奨学基金」を設立。1998年から古本市の売り上げを充て、延べ145人に奨学金を支給してきた。5月に近くのビルに移転することから、例年より1カ月ほど早く開催することにした。
 約2万3千冊が集まっているといい、ジャンルごとに棚に並べて、随時補充。単行本は300円、文庫・新書や児童書は100円で販売しており、訪れた人はお目当ての本を次々と買い求めていた。
 同センター職員の女性(48)は「コロナ禍で例年より出足は鈍いが、ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と話していた。
 4月11日まで(無休)。午前9時~午後10時。2月末まで古本の寄贈も受け付けている。同センターTEL078・851・2760

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ