水素エネルギー体感 燃料電池車の展示など神戸で催し

2021/02/21 05:30

燃料電池自動車を見学する親子=イオンモール神戸南

 次世代エネルギーとして期待される水素エネルギーの体感イベントが20日、神戸市兵庫区中之島2のイオンモール神戸南で始まった。水素を燃料に発電する燃料電池自動車(FCV)の展示などがあり、買い物客らが足を止めていた。 関連ニュース 加西市、再生エネルギー浸透へ新会社 太陽光発電所を整備、公共施設手始めに供給目指す 神戸スティーラーズ、応援しよう 県民対象に300円で観戦券販売 1月19日ノエスタ 楽天・小深田「また受賞を」 ソフトバンク育成・津嘉山「プロで頑張る」 神戸国際大付高OB会が激励

 政府は昨年、温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにすると宣言。水素は燃焼時に二酸化炭素が発生しないことから環境に優しいエネルギーとして注目されており、神戸市も普及・啓発活動の一環としてイベントを企画した。
 会場にはトヨタ自動車のFCV「MIRAI(ミライ)」を2台展示。訪れた人は運転席に座り、発電の仕組みや構造について説明を受けた。また、トランク内のコンセントにつないだ電気スタンドや電飾を光らせ、災害時に非常用電源として利用できることも紹介していた。
 水素エネルギーの解説パネルや子ども向けのパンフレットもあり、小学生の娘を連れた女性(39)=同市垂水区=は「環境に優しい仕組みなど、子どもの自由研究のテーマにいいですね」と話した。
 21日は午前10時~午後5時開催。会場ではミライの試乗予約もできる。(小尾絵生)

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