六甲アイランド(神戸市東灘区)中心部にある六つの街角花壇で約20種3万5千本のチューリップが咲き始めた。月末にかけて満開になりそう。地元の住民や企業などでつくる「六甲アイランドを美しい街にする会」が丹精した。21日~4月4日には「チューリップ祭」が開かれる。
祭りは2002年から続く。阪神・淡路大震災後、島内の大規模仮設住宅に移住した人たちと、同会代表の米谷稔さん(81)らが花を育てたのをきっかけに市有地を借りるなどして花壇を増やしイベント化した。
毎年末、豊岡市但東町のチューリップ農家が球根を運び、島内の住民に呼びかけて植え付ける。コロナ禍の昨年は過去最高の67家族176人が集まった。
昨年は祭り期間中のイベントは行わなかったが、20回目となる今年は紙芝居(21日、4月4日)、チューリップ写生大会(27日)などを開催する。雨天時などの問い合わせはRICふれあい会館TEL078・857・7375
(三津山朋彦)
