「接種受ける」58%、「副反応に不安」は7割 コロナワクチンで神戸市がアンケート
2021/03/19 05:30
神戸新聞NEXT
神戸市は、新型コロナウイルスワクチンの接種について、市のネットモニターを対象にアンケートを実施した。接種を「受けようと思っている」は58%、「まだ決めていない」が30%、「受けたくないと思っている」が12%。「副反応に不安がある」と答えた人は約7割に上った。(長谷部崇)
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アンケートは2月25日~3月3日に実施。市のネットモニターに登録する5070人のうち、2922人(57・6%)から回答を得た。
接種を「受けようと思っている」と答えた人に複数回答可で理由を尋ねると、「感染しても発症や重症化を予防するため」(82・3%)が最多だった。「感染したとき、家族や知人にうつしたくない」(78・1%)、「新型コロナにかかりたくない」(68・3%)と、確認されていない効果に期待する人も多かった。
一方、接種を「受けたくない」「まだ決めていない」と答えた人の理由では、いずれも「副反応が怖い」が約7割で最多だった。米ファイザー社製のワクチンは頭痛、関節や筋肉の痛みのほか、注射した部分の痛みや疲労、寒気、発熱などがあるとされ、まれに起こる重大な副反応としてショックやアナフィラキシーがあるとされる。
「副反応に不安があるか」という設問では、「不安がある」=68%▽「不安はない」=18%▽「分からない」=14%。「新型コロナワクチンについて特に知りたいこと」という設問でも、「ワクチンの安全性(副反応)」が56%を占めた。
ワクチンについてどのように情報を得るか尋ねたところ、「マスメディア」=55・9%▽「自治体や公的機関のホームページ」=48・4%▽「市の広報紙」=42%と続いた。市ワクチン接種対策室は「接種を受けるかどうか、まだ決めていない人が約3割おり、副反応に不安がある人も多い。今後どのように広報していくか、参考にしたい」としている。