海の青色を基調「神戸タータン」制服に使用 神戸の中学校
2021/04/10 05:30
神戸タータンをあしらったリボン、ネクタイを着用した新入生たち=本山中学校
本山中学校(神戸市東灘区岡本3)が、本年度から生徒の制服に、ミナト神戸の街をイメージしたチェック柄「神戸タータン」を取り入れた。新入生約200人は9日、海の青色を基調としたチェック柄のネクタイ、リボンで胸元を飾って入学式に出席。制服に神戸タータンを使用するのは初めてという。
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神戸タータンは神戸開港150周年を記念して2016年に誕生。青に真珠の白、神戸ポートタワーの赤、六甲山の緑などを合わせたチェック柄で、これまで服や雑貨、文具、食品の包装など、幅広い分野で製品化されている。
本山中学校では18年から保護者や職員らで検討委員会を立ち上げ、制服変更の議論を重ねた。冬服用のリボンとネクタイは全面に、スラックスとスカートにもワンポイントで神戸タータンをあしらう。ジェンダーレスの観点から、スラックスかスカートかは自由に選択できるようにした。
2、3年生は希望に応じて着用し、1年生は全員、神戸タータンの制服で登校する。入学式では、古川雅一校長が「神戸を愛し、伝統ある本山中学校で学ぶことを誇りに思ってほしい」と、新しい制服のデザインに込められた願いを伝えた。
女子生徒(12)は「紺のブレザーと色味が合うし、おしゃれな感じで気分が上がる」と誇らしげに声を弾ませた。(井上太郎)