コロナワクチン接種券、封筒に点字シール貼り送付 視覚障害の2千人分 神戸市
2021/04/20 05:30
宛名の下に点字シールを貼り付けるスタッフ=17日、神戸市中央区(画像の一部を加工しています)
神戸市は、目の不自由なワクチン接種対象者向けに、接種券などを入れた封筒に一つ一つ点字シールを貼って送付している。
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市によると、点字シールを貼って19日に発送したのは、75歳以上で障害者手帳(視覚障害)を持つ約2千人分。市内にはこのほか、65歳以上74歳未満で約3千人、16歳以上64歳未満で約千人の対象者がいるといい、今後も貼る作業を進める。
シールは横11センチ、縦1・5センチで、「神戸市ワクチン通知」と点字で記している。封筒の中のお知らせには、当日の持ち物や予約方法などを記載。端の一部に切り込みがあり、近くに音声コードを印刷している。専用の機器などで読み込めば、自動的に内容を読み上げてくれるという。(霍見真一郎)
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