新名物のお茶アイス 2周年で特別価格に「長田を感じて」

2021/05/21 05:30

「味萬」の伊東正和さんが開発し、人気を集めるお茶アイス=神戸市長田区久保町6

 神戸市長田区久保町6の茶販売店「味萬(あじまん)」が開発したお茶のアイスクリームが、販売開始2周年を迎えた。濃厚な抹茶の風味が評判で売り上げは通算3万個を超え、神戸市のふるさと納税の返礼品にも採用された。店主の伊東正和さん(72)は「まだまだ長田の新名物として全国に発信したい」と、10種セットの発送を5月末まで特別価格にしている。 関連ニュース 神戸のワクチン会場、誘導係に高齢者動員 「自分の接種はまだなのに」疑問の声も ノエスタ大規模接種31日開始、予約は22日から 神戸市 兵庫の聖火ランナー 紀平さん、寛平さんら202人 さかなクンら3人辞退

 1979年に新長田の大正筋商店街で創業した同店は、阪神・淡路大震災による大規模火災で焼失。仮設の集合店舗で営業を再開し、2003年に再建した。
 幅広い世代に親しんでもらおうと、本物の茶の味わいにこだわったアイスを開発し、発売したのが19年5月。長田の名物にお好み焼きがあるが、伊東さんは「お土産として持って帰られる名物」として打ち出した。
 今回特別価格としたのは、マイルドや贅沢(ぜいたく)ビターなど、抹茶の濃淡を変えた5種類のほか、ほうじ茶や玄米茶、新茶など10種類のセット。中でも「極(きわみ)」は1個千円で、抹茶の濃厚さは「世界一」と自称するほど。5月末まで、消費税や送料込みで通常5500円のところ4千円で販売している(持ち帰りは3千円)。
 伊東さんは「コロナで会えない家族にプレゼントして、長田を感じてほしい」と呼び掛ける。味萬TEL078・611・2519
(小谷千穂)

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