ノエスタ大規模接種31日開始、予約は22日から 神戸市
2021/05/22 05:30
大規模接種会場について説明する(左から)神戸大の藤沢正人学長、久元喜造市長、楽天グループの三木谷浩史会長兼社長、東京慈恵会医科大外科学講座統括責任者の大木隆生氏=21日午前、神戸市役所(撮影・吉田敦史)
新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場が31日、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸に開設される。市内の大規模接種会場の設置は2カ所目。22日から予約を受け付ける。市は「予約日がまだ先の人は大規模接種会場への予約変更を」と呼び掛けている。(三島大一郎)
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ノエスタ神戸では、当初は1日千人程度の接種から始める。体制は、予診や副反応に対応する医師が約5人、ワクチン接種を担う看護師が20人、問診や経過観察をする看護師が約15人、ワクチンの準備を行う薬剤師らが12人。看護師と薬剤師の確保が進めば、同5千人の接種を目指す。
予約は、市の接種予約サイトで受け付ける。既に市内の別会場を予約した人も変更できる。ワクチンは米ファイザー社製を使う。
会場にはメインスタンド下の施設の一部を活用する。接種時間は午前10時~午後7時。日本代表戦などを除き、Jリーグの試合開催日も接種を行うが、状況次第で終了時間を繰り上げる場合もあるという。
会場は市営地下鉄海岸線御崎公園駅から徒歩約6分。JR兵庫駅・新長田駅から15分間隔で無料シャトルバスも運行する。
ノエスタ神戸での大規模接種会場の開設は、市と楽天グループ、神戸大学などが協力し、産官学連携で準備を進めている。当面は65歳以上の接種を続け、若年層の接種会場としても使う予定という。
楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は「米国の大規模接種会場では1日数万人規模で接種が行われている。神戸ではまず5千人を目指し、将来的にさらに拡充したい。神戸での事例が他の自治体などのモデルケースになれば」としている。