東京五輪・重量挙げ女子代表の八木選手 母校が横断幕で応援 壮行会は中止
2021/07/01 05:30
東京五輪出場を祝う横断幕が完成し、関係者らと写真に納まる重量挙げ女子日本代表の八木かなえ選手(右から3人目)ら=神戸市須磨区友が丘1、須磨友が丘高校
重量挙げ女子で東京五輪日本代表に内定した八木かなえ選手(ALSOK)の母校、須磨友が丘高校(神戸市須磨区友が丘1)同窓会やPTAが、応援する横断幕などを作成した。八木選手は30日、同校を訪れ、記念写真の撮影をした。
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神戸市西区出身の八木選手は、3大会連続の五輪代表。過去2回は大会前に同校で壮行会が開かれたが、今回は新型コロナの影響を考慮して中止となった。学校を挙げて応援する気持ちを伝えようと、同窓会「山桃会」が最寄り駅に掲示する横断幕を、PTAの育友会は学校用に懸垂幕をそれぞれ作った。
山桃会の友井川泰子会長は「母校や地域を明るくしてくれて、自分で決めたことを貫くプロセスがすごい。集まっての観戦はできないが、おのおのが全力で応援したい」と喜び、育友会の中野良唯会長は「コロナ禍で大変な中だが、大会が無事開かれるように祈っている。何より楽しんできてほしい」と活躍を願った。
八木選手は「ここで競技と出合い、いろんな出会いや支えがあって五輪を迎えられる。原点に戻ったような気持ちになる」と、地元からの応援に感謝した。(金山成美)