コロナ収束、星にお願い 園児と住民らがササ飾り 神戸

2021/07/07 05:30

ササ飾りに胸を躍らせる園児たち=神戸市垂水区北舞子2、かすがこども園

 七夕を前に、神戸市垂水区北舞子2の市営北舞子第四住宅周辺に、幼稚園や保育所の園児や住民らが作ったササ飾りが並んでいる。新型コロナ禍の収束を願い、また道行く人を癒やそうと、近隣の認定こども園や幼稚園、保育所と自治会などが協力して初めて企画した。園児のイラスト入りの短冊も目を引く。7日まで。 関連ニュース 甲南医療センター過労自殺 遺族が会見「医師を守れない病院に患者を守れるのか」 「数学・理科甲子園ジュニア」須磨学園中が優勝 準優勝は明石市立大久保中 神戸市消費者物価指数、7月は3.3%上昇 生鮮食品を除く、食関連の幅広い値上がり続く

 参加したのは、同住宅近くのかすがこども園(同区北舞子2)、星陵台めぐみ幼稚園(同区星陵台4)、星陵台保育所(同8)。かすがこども園の芦田照子園長(69)が、新型コロナの拡大防止に共感し合い、苦境を共に乗り越えていけるようにと園児や保護者、近隣の園、交流のある同住宅の自治会に呼び掛けて実現した。
 めぐみ幼稚園前からかすがこども園前までの東西約1キロの道路沿いに、ササ15本を立て、事前に園児らが作った飾りを結び付けた。通り掛かった人は足を止め、「コロナがおさまってあいたいひとにあえますように!」などと書かれた短冊を眺めたり、「かわいいな」と会話したりしていた。
 女児(6)は七夕への願いを聞かれると、「マスクをはずしてみんなとおしゃべりしたい」と笑顔を見せた。(小野萌海)

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