神戸の8歳女子ゴルファー、世界一に挑戦 米でジュニア選手権「目標はノーボギーで優勝」
2021/07/09 05:30
世界ジュニアゴルフ選手権に初出場する道上稀唯さん=三木市内
13~16日に米サンディエゴで開催されるゴルフの「IMGA世界ジュニア選手権」に、神戸市立渦が森小3年の道上稀唯(みちうえきい)さん(8)が日本代表として初出場する。女子プロゴルファーを目指すホープは「ノーボギーで優勝するのが目標」と意気込んでいる。(尾藤央一)
関連ニュース
甲南医療センター過労自殺 遺族が会見「医師を守れない病院に患者を守れるのか」
「数学・理科甲子園ジュニア」須磨学園中が優勝 準優勝は明石市立大久保中
神戸市消費者物価指数、7月は3.3%上昇 生鮮食品を除く、食関連の幅広い値上がり続く
同選手権は年齢別の男女12部門に分かれ、ジュニア世代の世界一を決める大会で、トップゴルファーへの登竜門とされる。過去の優勝者にはタイガー・ウッズ選手、フィル・ミケルソン選手ら名選手が並ぶ。
3月に滋賀県で行われた日本代表選抜西日本決勝大会の女子7、8歳の部を制し、出場権を手にした。2日間で8バーディーを奪う好成績だった。
道上さんは兄の嵩琉(たける)さん(12)の後を追い、3歳からクラブを握った。「狙って打つのが楽しいし、バーディーを取るのがうれしい」とのめり込み、5歳の誕生日にコースデビュー。身長125センチながら、大きなスイングが特徴で、ドライバーの平均飛距離は180ヤードを誇る。
プロゴルファーを目指し、平日の放課後、土日と、兵庫県三木市内の練習場でゴルフ漬けの日々を送る。世界大会の切符をつかんでからは自信が芽生えたといい、キャディーを務める父の広基さん(37)も「自分の考えを言えるようになってきた」と感心する。
泳ぐことも好きで「ホテルにプールがあるし、初めての海外の試合は楽しみ」と道上さん。ゴルフの話になると、あどけない表情を引き締め、「3パットをしない。3日間毎日、アンダーで回る」と頼もしかった。