伊川谷高OGのパラ卓球代表、友野選手を応援 全校生で千羽鶴折る
2021/07/21 05:30
全校生徒が折った鶴を束ねて千羽鶴を作ったボランティア部の部員ら=神戸市西区伊川谷町、伊川谷高校
伊川谷高校(神戸市西区伊川谷町)の全校生徒636人が20日、同校出身の東京パラリンピック卓球代表、友野有理選手=日体大=を応援しようと千羽鶴を作った。生徒会が応援メッセージを書き込んだ色紙を添え友野選手の自宅に送るという。
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友野選手は2年前に同校を卒業。パラリンピックでの活躍を後押しできればと、同校が企画した。この日あった終業式では、曽谷功校長が企画の意図や在学当時の友野選手の様子などを話した。式の最後には、「力を出し切れますように」という願いを込め、全員で拍手を送った。
式の後、色違いの折り紙が2枚ずつ配られ、生徒たちが一斉に折り始めた。スクリーンで作り方が示される中、見よう見まねで黙々と折る生徒や、周りの友達に聞きながら折る生徒など、それぞれのやり方で一生懸命仕上げていった。
各クラスで折られた鶴はボランティア部が集め、部員が50羽ずつ糸でつなげた。2年の生徒会長、馬場園まゆかさん(16)は「全校生徒で応援しているので、自分らしく、かっこよくプレーしてほしい」とエールを送った。
(谷口夏乃)