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頭上のロープが軽やかに揺れるのが特徴の「三Fストリート」エントランス部分=神戸市中央区三宮町1、三宮センター街1丁目商店街
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頭上のロープが軽やかに揺れるのが特徴の「三Fストリート」エントランス部分=神戸市中央区三宮町1、三宮センター街1丁目商店街
木製トンネルの中にボックスや植栽を並べ、隠れ家風にデザインした休憩スペース=神戸市中央区三宮町1、三宮センター街1丁目商店街
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木製トンネルの中にボックスや植栽を並べ、隠れ家風にデザインした休憩スペース=神戸市中央区三宮町1、三宮センター街1丁目商店街

 阪神・淡路大震災で被災後は利用者が少なくなっていた三宮センター街1丁目商店街(神戸市中央区)の3階デッキが、地元の大学生のアイデアで、明るく憩いやすい空間に生まれ変わってきている。4年前から「三F(さんえふ)ストリート」と銘打って木製のベンチやトンネルの設置が進み、このほどエントランスも整備。幾重ものロープが頭上で揺れる、開放的なデザインの“門”が、買い物客を迎える。(井上太郎)

 デッキは商店街に沿って東西約150メートルに延びる。かつては南北に通る京町筋の上も渡れたが、阪神・淡路大震災で通路が傾いて撤去され、買い物客の利用が次第に減ってきたという。

 その後、同センター街1丁目商店街振興組合が再生に着手。神戸芸術工科大学(同市西区)の学生たちに協力を依頼し、「動物たちがくつろぐ森」をイメージして木製のトンネルやベンチ、植栽などを並べた「三Fストリート」が2017年に完成した。

 当初は3カ月の期間限定を予定していたが、滞在者の増加を受け常設となり、改修、増設を重ねてきた。ただ「入り口らしい入り口がまだない」という意見を基に、ジュンク堂書店に面した生田筋寄りの西端部分をエントランスとして整備した。

 門は、短い階段に沿って両端に高さ約5メートルの木製の柱が並ぶ構造で、頭上には緩やかに弧を描いた長さ約5メートルのロープが90本張られている。アーケードの景色を遮らず、開放的な雰囲気を演出。ロープが風に揺れたり、角度によって見え方が異なったりするため「いつ通っても新鮮に映る」のが特長という。7月中旬にお披露目し、広場として活用できるようにベンチも置いた。

 また、エントランスから三F-に入ってすぐ、通路の突き当たりに立つ木製トンネル内には、いすやテーブルとして使えるよう段違いに高さ40~120センチのボックスを13個設けた。奥まった場所のため隠れ家的なデザインにしたという。

 学部生の頃から三F-の整備に携わっている神戸芸術工科大大学院2年の喜多川颯馬さん(24)は「1階は買い物で早く時間が流れるイメージ。3階ではひと休みしたり、本を読んだり、ゆったりと過ごせる。二つの時間が楽しめる商店街になってほしい」と話した。

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