三宮図書館が来夏仮移転 市街地の再整備でKIITOへ

2021/09/08 05:30

三宮図書館の仮移転先となるデザインクリエイティブセンター・神戸=神戸市中央区小野浜町

 神戸市立三宮図書館(同市中央区雲井通5)は来年夏、三宮再整備に伴って、約1キロ南のデザインクリエイティブセンター・神戸(KIITO、同区小野浜町)2階に仮移転する。期間は新しい図書館が完成する2026年度ごろまで。 関連ニュース 設計者「解体せず補強を」 旧明石市立図書館活用考える勉強会 会議室、ホールなど提案 廃材や古い絵本を活用、「みのむし図書館」設置を 宍粟の製材所11事業者、30日まで支援呼び掛け 国会図書館から9年連続で礼状 小野市立図書館 利用者向けに蔵書で調べた回答例、データベース化に貢献

 新図書館は「世界一美しい図書館」を目指し、三宮再整備のシンボル的存在となる高層ツインタワーに入る。その整備に伴い、今の図書館が入る市勤労会館が解体されるため、新図書館のオープンまで仮移転する。
 仮移転後の図書館は、面積約980平方メートル、蔵書数は約7万冊を予定。面積は現在の1・6倍となるが、床荷重の問題などで蔵書数は今より約1万冊減となる。市は本年度予算に内装や書架の設計、工事費など約5600万円を計上している。(長谷部崇)

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