妊婦のワクチン優先接種 2週間で千人予約 神戸市

2021/09/11 05:30

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は10日、妊娠している女性や夫・パートナー向けの新型コロナウイルスワクチン優先接種枠について、設置から約2週間で計約千人が予約したと明らかにした。同日の市会決算特別委員会で説明した。 関連ニュース 神戸市で新たに157人がコロナ感染 新型コロナ死者のワクチン接種歴は公表取りやめに 西宮市 コロナワクチン 50代女性が2会場で計4回接種

 市内の感染急増や、千葉県柏市で自宅療養中の女性が早産して新生児が死亡した事例などを受けて、8月28日から集団接種会場18カ所で1日計128人分の枠を設けた。
 予約受け付けを始めた同27日から9月8日までに、計1097人が申し込んだという。花田裕之健康局長は「最近も毎日50件近い予約があり、(優先枠設置の)効果は非常にあると考えている」と述べた。
 また市は、かかりつけかどうかにかかわらず、感染した妊婦の入院・出産に対応する市内の病院が今月から計6カ所となったことも公表した。これまでの市立医療センター中央市民病院(中央区)に加えて、西神戸医療センター(西区)、市立西市民病院(長田区)など新たに5カ所でも受け入れているという。(初鹿野俊)

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